さくら組のシャボン玉研究所:大きいシャボン玉を作りたい!(5歳児)

ある日、小さいクラスの先生が小さいお友だちにシャボン玉を見せているのを見た5歳児さくら組は、自分たちもシャボン玉で遊びたいと、シャボン玉遊びを楽しみました。
シャボン玉を作って楽しんでいると「シャボン玉って、何でできてるのかな?」

「泡じゃない?」 シャボン玉液を手で泡立てると、泡が出てきたので「たしかに!泡かも」と何でできているのかお友だちと予想し、話しながら、液を作ってみたいと意気込む姿がありました。

そして、シャボン玉液は、何でできているのか、お家の方からきいてきたりお家で調べてきたりしたものがこちらです。
洗濯のり、泡、洗剤、水、のり、砂糖…また、界面活性剤と難しい名前まで材料があがりました。

早速、第1回戦の作戦は、この材料でシャボン玉液を作ってみることになりました。洗剤、洗濯のり、泡、水、のり、砂糖をたくさん入れてみました。

混ぜながら、「なんかシャボン玉できそう!」とわくわくする子どもたち。
ふわふわの泡ができてきました。

混ぜていくうちに、「なんかベタベタする~」「固まりそうなくらい固い」と固めの泡が出来上がってきました。

フーとシャボン玉を作ろうとすると、「あれ?ならないね」「なんか小さいのしかできないね」

前のシャボン玉液では、たくさんシャボン玉ができたのに、みんなが作った液ではなかなかシャボン玉ができません。

「小さいシャボン玉ならできたよ」「でも飛ばない」と飛ばない小さなシャボン玉ばかりです。

お部屋に戻り、なぜ大きくて飛ぶシャボン玉が上手く作れなかったか、再度作戦会議が始まりました。「ベタベタしたからのりいらないんじゃない?」「ベタベタは砂糖のせいかな。砂糖もいらなそう」といろいろな意見が飛び交いました。

また、「科学図鑑」の中からシャボン玉の作り方を見つけ出した子がいました。
「これだと作れるって書いてある!」と見つけたのは、洗濯のりと界面活性剤入りの洗剤でした。
第2回戦の材料はこれで決まりました。

科学図鑑をよくみてみると、材料の他に数字が書いてあるのをみつけ、「このくらい入れるってこと?」と分量をはからないといけないことにも気づいたお友だちがいました。1回戦の時は材料を目分量で入れたことを思い出し、「だから失敗だったのか」と納得。今回は界面活性剤入り洗剤を100cc、洗濯のり100cc、水200ccを計量カップで測って入れました。

お友だちと協力しながら目盛までそっと注いでいきました。

そして吹いてみると・・・

大きなシャボン玉が「できた!」ふわふわ空まで飛んで行きました。

トイレットペーパーの芯を使って吹いたり、モールを使って丸くした道具で吹いたりしても大きな飛ぶシャボン玉ができました。

次は、「小さいクラスのお友だちにも液を作ってあげよう」となり、水遊びの前には液を分量を測って作ってくれるさくら組さんでした。