大きい組の「豆まき」

今日は節分。あい保育園の大きい組のみんなもオニ退治の準備万端の朝です。

オニの大嫌いなとげとげの葉の「ひいらぎ」と「イワシの頭」。本物のイワシの頭のにおいに、「くさ~い。」「オニが逃げるにおいだね。」「これがあればオニはやってこないよね。」豆まきの日を前に、保育園の扉という扉には、大きい組さんが「ひいらぎ・イワシの頭」のオニ除けの絵カードをたくさん貼って準備してきました。

「どんなオニがきても、負けないぞ!」「小さい組やみんなを守るからね!エイエイオー。」きらきら組さんの力強い声が保育園中に響いています。

ところが・・、どこからかやってきた大きなオニ。一番始めにもりもり組さんのお部屋にオニがやってきました。もりもり組さんがピンチです。みんなは必死で新聞紙の豆をまきました。

「イテテテ・・。」もりもり組さんから逃げてきたオニは、大事な先生をつかまえてわくわく組にやってきました。わくわく組の力強い声と豆まき攻撃で「オニは~そと!!」。

わくわく組のパワーに負けて逃げるオニ。「あっ、オニが逃げてくよ。」「どこにいくんだろう?」

オニが逃げてきたのは広い遊戯室。小さい組を守ろうと遊戯室で待っていたきらきら組さんと対決です。きらきら組さんの豆つぶてがすごく強くて、オニは慌てて逃げていきました。

「先生、大丈夫?オニにさらわれなくてよかった~。」きらきら組さんが先生を心配して駆け寄ってきました。「きらきら組さん、みんなで助けてくれてほんとにありがとう。慌てて逃げていったオニが、大事な金棒と大きなオニのパンツを忘れていっちゃったよ。」

「オニは遠くの方に逃げていったよ。もう大丈夫。」と聞いて、わくわく組さんもひと安心です。あ~よかった!!

ちょうどその時、大きい組に赤い羽根のついたお手紙が届きました。「たいじしたようだね。みていたよ。でも・・・きをつけて・・。また。おまもり。(ひいらぎの絵)」と書かれたお手紙です。豆まきを空から見ていたピーターパンからの手紙にみんな大喜び。「ピーターパンからのおまもりだって。ずっと見ていてくれたんだね。」「オニ退治大成功、ヤッター!!」

節分の日の給食は、とびきりおいしい恵方巻き。縁起のよい方向(北北西)を向いて、ぱくり。みんなのおいしい笑顔があふれました。

大事なものを忘れていったあわてんぼうのオニ。しばらくみんなで預かっていることにしました。

お家の方にいただいた「啓翁桜」も満開に。春が一歩ずつ近づいている2月です。