5歳児発表会

12月17日に5歳児発表会を行いました。

5歳児のステージ発表は、劇「ブレーメンの音楽隊」です。

 

森にすんでいるこびとがやってきました。

「ねえねえ知ってる?最近森で4人組の泥棒が悪さをしているんだって。」

「みんなのごちそうも食べちゃうんだって。」

「それは大変だ!みんなで泥棒を探しに行こう!」

 

 

噂通り、泥棒達は今日も悪さをしています。

「今日も宝石をたくさん盗んでやったぜ。」

「あっちから良い匂いがする。行ってみようぜ!」

 

一方、こびと達は、泥棒探しをしています。

すると、年を取ったロバを見つけました。

「どうしたの?ロバさん。元気がないね。」

「年を取って荷物を運べなくなったら出ていけだって…これからどうしよう…」

「かわいそうなロバさん。そうだ!ブレーメンの街に行って、音楽隊に入るといいよ!」

「僕たちは、タンブリンが得意だから、これを持っていくよ!」

 

ロバがブレーメンに向かう途中、年を取ったいぬに会いました。

「こんにちは、いぬさん。何かあったのかい?」

「年を取って、走れなくなったら、出ていけだって。これからどうしよう…」

「それじゃあ、私たちと一緒に、ブレーメンに行かない?」

「私たちは、トライアングルが得意なんだ!」

「よし、決まった!みんなで行こう!ブレーメンへ!」

 

ロバといぬがブレーメンに向かう途中、年を取ったねこに会いました。

「ねこさん、どうしたの?何かあったのかい?」

「年を取って、ネズミが取れなくなったら、出ていけだって。これからどうしよう…」

「それじゃあ、私たちと一緒にブレーメンに行かない?」

「僕たちはカスタネットが得意なんだ!」

「よし、決まった!みんなで行こう、ブレーメンへ!」

ロバ、いぬ、ねこは、ブレーメンに向かう途中、年を取ったにわとりに会いました。

「こんにちは、にわとりさん。何かあったのかい?」

「年を取って、早起きできなくなったら、今夜スープにされちゃう。どうしよう…」

「それじゃあ、僕たちと一緒にブレーメンに行かない?」

「僕たちはピアニカが得意なんだ!」

 

「みんな素敵な楽器を持ってるね!みんなで演奏してみよう!」

「楽しいね!それじゃあみんなで行こう!ブレーメンへ!」

動物達は、ブレーメンに向かって歩き出しました。

たくさん歩いているうちに、日が暮れてきました。

「ずいぶん暗くなってきたなあ。」

「おなかはぺこぺこだし。のどもカラカラだよ。」

「あれ?向こうに明かりが見えるぞ!」

「何だろう?行ってみよう!」

動物達が見つけたのは、こびとの家の明かりでした。

でもそこにいたのは…

泥棒達でした!

大変だ!どうしよう!

 

泥棒達は、こびとの家で美味しそうなご馳走を見つけました。

「この家にはご馳走がいっぱいだ!」

「いっぱい食べるぞ!いっぱい飲むぞ!」

「よ~し、乾杯!!」

 

動物達は、こびとの家でご馳走を食べる泥棒達を見つけました。

「こびとさんのお家が大変だ!泥棒を追い出す作戦を考えよう!」

 

泥棒達は、お腹がいっぱいになり、眠り始めました。

動物達は、みんなで泥棒達を驚かせて追い出す作戦です。

「よし、いくよ!せ~の!」

「ぶひひんひん!ワンワンワン!ニャーニャー!コケコッコー!」

「ば、化け物だー!!逃げろー!」

「親分、早く逃げましょうよ~。」

「ちょっと待ってください!これも持っていきましょうよ!」

泥棒達は、ご馳走を持って逃げるつもりです。

「ちょっと待て!本当に化け物がいるか見てこい!」

親分に命令されて、子分達は…

「へい、わかりました!」

「はじめは俺が見てきます!」

すると、ねこがやってきて

「ひっかくぞー!ニャーニャーニャー!」

「いててて!顔をひっかかれたー!」

「次は俺が見てきます!」

すると、次はいぬがやってきて…

「噛みついてやる!ワンワンわーん!」

「いてててて!足を噛みつかれたー!」

「次は俺が見てきます!」

すると、次はロバがやってきて…

「蹴とばしてやるー!ぶひひんひ~ん!」

「わ~!屋根の上まで飛ばされる~!」

「最後は、俺が相手だ!」

最後に親分が行くと、にわとりがやってきて…

「コケコッコー!突っついてやるー!」

「いてててて!やられたー!」

泥棒達は、動物たちにやられてしまいました。

「親分、やっぱりあそこにはすごい化け物が住んでいます!」

「よし、もう逃げるぞ!」

泥棒達は一目散に逃げようとしました。

しかし、「泥棒達、ちょっと待って!もう悪いことはしないか?」

「しません、しません。」

「じゃあ、これからはちゃんと働くんだよ!」

「へい!わかりました!」

泥棒達は反省して、ここでみんなで暮らすことにしました。

ブレーメンには行かないのかって?

ブレーメンの街もいいけど、仲間がいて、家があれば、ここが一番さ!

 

めでたし、めでたし。

5歳児は、たくさんのセリフを覚え、自分達でセリフを言ってお話を進めていきました。

ちゃんと言えるかなあと、少し緊張しながらも、堂々と、自分の役を演じることができました。

この場面は悲しい場面だからしょんぼりしよう、この場面は楽しい場面だからにこにこで元気にしよう、などと身振り手振りをつけ、役の気持ちを考えながら表現する姿が見られました。

また、楽器にも挑戦!劇の中でやりたい楽器を鳴らし、音楽でもブレーメンの世界を表現しました。

長時間の超大作!みんなとても頑張りました!

 

劇の次は、大好きな歌を歌いました。

「ドレミのまほう」という曲で、とっても元気で素敵な歌です。

 

 

歌の次は、みんなで考えた手遊びの発表です。

「いちといちで」の手遊びをクリスマスバージョンにしました。

最後には「サンタさん、プレゼント待ってま~す!」とサンタさんへメッセージを伝え、クリスマスが待ち遠しい子ども達です。

お家の人達も一緒に手遊びを楽しみました。

 

次は、さくら組で楽しかった思い出ランキングをグループごとに発表しました。

第5位は、遠足です。崖のぼりや、どんぐり拾い、原っぱをたくさん走って楽しかったね♪

第4位は、お祭りごっこです。お店屋さんをして、小さいお友だちにお客さんになって来てもらって楽しかったね♪

第3位は、お相撲ごっこです。自分で四股名を考えて、勝ったり負けたり、泣いたり笑ったりして、楽しかったね♪

第2位は、プール遊びです。友だちと水を掛け合ったり、泳げるようになったりして楽しかったね♪

第1位は、運動会です。パラバルーンや運動発表、リレーなど、色々な競技を全力で頑張って楽しかったね♪

グループの友だちと協力しあって描いた絵は、とても楽しそうなのが伝わってきました。

 

最後は、お家の人とふれあい遊びです。

5歳児とはいえ、まだまだ触れ合っていたいんです。

「おせんべやけたかな」のわらべうたで、お家の人とたくさん触れ合って楽しみました。

緊張もほぐれ、リラックスした表情でみんな楽しんでいました。

こども園最後の発表会。

お休みもいなく、全員参加の発表会でした。

やりきった子ども達の表情は、瞳がキラキラ輝いていました✨