節分豆まきをしました。(3・4・5歳児)

2月3日、節分豆まきをしました。

東部こども園には、節分の日が近づくにつれ、小さな鬼がちらほら現れ、子ども達の様子を見ていたようです。こども園の中に入られては困るので、年長児は、鬼から小さいクラスの友だちを守ろうと、数日前に、バリケードを作ったり、どこにバリケードを作るのか、みんなで「鬼からみんなを守ろう作戦」を立てていました。

窓のそばにはカラー積み木でバリケードを作り、遊戯室の中央には鬼が入れないように更にバリケードを作り、準備万端。

園長先生から、節分についてのお話を聞きました。

鬼は豆とひいらぎの葉っぱと、いわしの頭が嫌いのことも知り、バリケードにもひいらぎいわしの絵を張って、鬼が入ってこれないようにしました。

節分は、心の中にいる弱いところや悪いところを退治する日、ということで、年長児は自分が退治する心の中の鬼を発表しました。

朝早く起きられない鬼、喧嘩鬼、へそまがり鬼、話しを聞かない鬼、遠慮する鬼、好き嫌い鬼、チョロチョロする鬼、ゲームばかりする鬼、あいさつできない鬼などなど…

いろいろな鬼がみんなの心の中にいるようです。

みんな自己分析をして、自分のなおしたいところを発表していました。

いつ鬼が来ても大丈夫なように、「おにはそと!ふくはうち!」と掛け声の練習をしていると…

ドンドン!と窓を叩く音が聞こえ…

「うおぉ~!!」鬼の登場です!

みんな一目散にバリケードに隠れながら、「おにはそとー!」と豆をまきます。

怖いけど、勇敢に立ち向かいます。

最後は、年長児が作った大玉の豆を投げると、鬼は弱っていきました。

そして、とどめのおまじないです。

「小豆は豆まきの豆。赤鬼の足の豆は大豆のつぶれまめ!」

鬼はすっかりおとなしくなり、話しをすることができました。

どうして鬼が来たのか聞いてみました。

すると、いつもは見えないけど、みんなの心の中にいる鬼は今日は節分の日なので、見える鬼になってきたのだそうです。

みんなで鬼たちに心の鬼を退治することを約束し、鬼たちは帰っていきました。

退治できたね!やったー!

鬼が逃げていくと、シャラララ~♪と素敵な音と共に、福の神が来てくれました。

「東部こども園の良い子たちに沢山の幸せが訪れますように~」

福の神がくれた「福の紙」を、子ども達は大事そうにお守りにしていました。

それからというもの、「鬼退治したから、もう喧嘩鬼いないよ!」とお友だちと仲良くしたり、苦手な物を頑張って食べようとしたりして、誇らしげな子ども達でしたとさ。

めでたし、めでたし。