大事件発生!さつまいもの苗がピンチ!
いよいよ、年長組が楽しみにしていた畑の活動が始まり、子ども達は、「自分たちの番だ!」と張り切って、草がたくさん生えた畑を見て進んで草とりをしたり、畑の先生に教えてもらって、畑の準備をしてきました。
畑には、さつまいも、じゃがいも、そしてバケツにバケツ稲を植えました。小さいお友だちも、植えている様子をじっと興味を持って見ていました。「おおきくな~れ!」「たくさんなるといいね。」
しかしある日…畑に興味を示していた小さいお友だちが、さつまいもの苗を抜いてしまいました。急いで植えなおしたものの、根付かず枯れてしまうという事件が起きました。
「焼き芋パーティーができない…」「どうしよう…」とさくら組のお友だちの大ピンチです。
困った子どもたちは、小さいクラスのお友だちが畑においしい野菜を植えていることがわかるように、「はたけにおいしいやさいをうえています。はいらないでね。」と看板を作りました。
「ちいさい組さんは文字が読めない子もいるよね。」
「ちいさい組さんに、教えにいこう!」
小さい組さんのお部屋に行って、「畑においしいやさいをうえているから、入らないでね。」と教えることにしました。
「看板を作っただけだと、わからない子もいるよね~」「じゃあ、バリケードも作ったらいいんじゃない?」
どこからどこまでが畑かがわかるようにバリケードも作りました。
畑に刺さりそうな棒を探す子ども達。
「すずらんテープも使うといいんじゃない?」とテープも持ってきました。
棒を畑の土に刺してみると、「ぐにゃぐにゃするね」「すぐ倒れちゃう…」と悩んでいると、「つなげてみたらどお?」と棒をくっつける作戦があがりました。
棒を重ねると、土に刺さりそうです。そこにすずらんテープをつけて伸ばしていきます。
しかし、「すずらんテープをまたいで畑に入れちゃいそうだね。」試行錯誤した結果、「小さい組さんの身長に合わせたらいいんじゃない?」
小さい組さんにも協力してもらい、高さを図ります。
バリケードが完成すると、「これで畑の目印ができたね!」と一安心。ですが、自分たちが水やりや草取りをする入り口がなくなってしまったことに気づいたのです。
「端っこからなら、小さいお友だちに気づかれないで入れるかな?」
「さくら組だけの秘密の扉ね。」小さい組のお友だちが真似をして畑に入りたくなってしまうことを考え、見つかりにくい端っこを自分たちだけの扉にすることにしました。
バリケードも完成し、畑の先生にお願いをして、新しいさつまいもの苗を持ってきてもらうことになりました。
もう一度、心を込めてさつまいもの苗を植えました。今回は、べにはるかという品種を植えました。
大きく育つように、水かけもみんなでしました。
無事に収穫できますように…。