あいあいファーム 2020⑱ 雪中田植え

2月2日(火)、節分豆まきをして心の鬼を退治した子どもたち。心も体も強くなったところで、畑の活動の締めくくり、雪中田植えを行いました。まず、何日か前から年長きらきら組が藁と豆がらの束作りをしました。豆がらは、ぶどうの先生に頂き、藁は今年収穫したあいあい田んぼの藁を使いました。
一人で束ねるやり方と、二人で協力して束ねる風車戦法、どちらでも好きな方法で束ねました。
風車戦法は、秋の稲刈りで稲を束ねる時に考えました。一人がモールを持ち、もう一人が藁束をクルクル回すとモールが締まり、束ねられます。
上手に束ねました。5歳児きらきら組の分だけでなく、4歳児わくわく組さんの代表の分も合わせて30束作りました。先生が、あいあいファームの一角を四角く囲って雪中田んぼを作ってくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

豆まきの後、いよいよあいあいファームに出発です。どんな時も「ストップ。右を見て、左を見て、車が来なかったらてを下ろして渡ります。キョロキョロ。」と、かもしかクラブで教えてもらったストップのお約束を守っています。さすが4月から小学生のきらきら組さんです。田植えのお話を聞きます。「今日植えてから1週間後、藁束が倒れていたら不作。頭だけ傾いていたら豊作。1週間後、またみんなでここにきて確かめましょう。園長先生が雪中田んぼの稲を見て来年の畑、田んぼを占ってくれます。」
先生に藁束をもらっていよいよ雪中田植えのスタートです。
田植えが終わったら、畑の神様に「2礼」「2拍手」「1礼」をし、お祈りします。
さて、1週間後、2月9日(火)「雪中田植えの占い」と「畑の伝達ノート渡し」の日です。雪中田んぼはどうなっているでしょう?
30本植えたうち、数本が倒れているのを見てがっかりの子どもたち。でも、園長先生は「倒れた稲の分は水かけや草取りなど野菜のお世話を頑張ると、今年の畑や田んぼは豊作になるでしょう。わくわく組さん、もりもり組さんと頑張って下さいね。」と教えて下さいました。「そっか。」と、ほっとする子どもたちでした。最後に、5歳児きらきら組のお友だちから4歳児わくわく組のお友だちに、覚えた畑の仕事を絵にかいた「畑の伝達ノート」が手渡されました。これは、前のきらきら組がその前のきらきら組からと、代々受け継がれてきたノートです。「次は4歳児わくわく組さんお願いね。」ときらきら組さん。「わかったよ。任せてね。」と、しっかり受け取り答えるわくわく組さんのお友だちです。雪中田植えが終わり畑の伝達ノート託すと、今年の畑のお仕事はすべて終わりです。4月、また雪が解けたら新しい5歳児きらきらさんが中心になって、あいあいファームの1年が始まります。