つばめが住む南の島に行ってみたいね!

ある日、以前助けたつばめさんからさくら組にお手紙が届きました。「えっ!つばめさん字が書けるの?」と不思議そうにしていましたが、その手紙はつばめの足跡で書かれていました。「とり語?」「なんて書いてあるの?」と興味津々の子ども達です。

手紙には助けてくれたお礼と”南の国に遊びに来てください”という内容が書かれていました。みんなは嬉しさの余り駆け出し、お友達や先生に見せに行きました。

南の国ってどんなところ?と気になりだし子ども達はいろいろな方法で調べはじめました。

「パソコンで見てよ!」と先生にお願いした子ども達。地図を印刷してもらい、南の国がたくさんある事、日本からすごく遠いことを知りました。

どうしてつばめは南の国へ飛んで行ってしまうのか?子ども達は絵本や図鑑を見ながら調べます。「つばめは昆虫を食べるんだって。」「冬になると虫がいなくなるから南の国に行くのか~!」知れば知るほど夢中になる子ども達です。

南の国に住む生き物や動物も調べていくとフィリピンという国があり、そこには日本にいないような動物がたくさん住んでおり、海はとてもきれいな海であることが分かりました。子ども達はつばめが帰った南の国が大好きになりました。そこで、「南の国を作ってみよう!」という事に…。まずは海作り。絵具でどんどん塗り進めていきます。

南の国のお魚はきれいだね~。

「ジュゴンは難しいね。」「じゃ一緒に書こう!」とお友達と相談したり…。

「ジンベイザメが大好きだから描きたい!」とそれぞれが海の生き物を楽しそうに描いていました。

それに南の海には綺麗なサンゴがある事も知りました。ちぎり絵をしてぺたぺた。「どんどん綺麗になっていくね。」

最後に海の生き物を泳がせます。「ジュゴンは餌を食べているから下の方がいいよね。」などと想像力を膨らませながら楽しい海の世界が広がりました。

南の島には動物たちが住みやすそうな木や葉っぱや川を描くことにしました。

絵具で汚れた手を見て「葉っぱにしよう。」と手形スタンプが始まりました。素敵な森が出来上がりました。

動物たちが住みやすそうな森ができたので、子ども達は動物を描き始めました。「世界最大最強のフィリピンイーグル、かっこいいから描きたい。」「ターシャって大きくても10㎝なんだって。かわいいね。」「パラワンいのしし、こわーい。」など会話が弾みます。

最後に動物たちを森に住まわせました。「ターシャは木の上に住んでいるからここだね。」「パラワンいのししは、この辺に集めようか。」森の世界を楽しみながら作り上げた子ども達です。

ご覧ください。長い期間をかけて、こんなに素敵なさくら組の南の国ができました。

この取り組みは、さらに運動会に繋がっていきました。 ~つづく~