今日は特別で最高に美味しい給食だね。(5歳児クッキング)

5歳児の子ども達が、「自分で作るお昼ごはん」のクッキングを行いました。このクッキングは、これまでのクッキングの集大成となります。野菜の皮むきを始め、おにぎり作りや、パリパリピザ作り、スイートポテト作りなどおやつを作り、季節の食材で干し柿づくりなど様々なクッキングを経験したさくら組です。さくら組になってからは、特に「自分で作るお昼ごはん」に向けて、育てたお米で炊飯をしたり、ほうれん草とえのきのお浸しとお味噌汁作りをしたりと、段階を踏んでこの日のクッキングに向けて経験を積んできました。いよいよ当日は、ご飯、鮭のホイル焼き、小松菜のお味噌汁とフルコースのクッキングです。このクッキングをずーっと楽しみに待っていた子ども達です。

はじめはお米とぎ。怪獣の手(パーの手の指を丸めた形)を作り、順番に一人ずつお米を研ます。「シャカシャカって音がするね。」「お米が白くなってきた。」

研いだお米は先生に炊飯器に入れてもらいました。そこにわかめを入れて今日はわかめご飯にします。わかめの匂いもかわりばんこに嗅ぎました。

次は鮭のホイル焼きの準備です。栄養士の先生が作り方を教えてくれました。みんな真剣に聞いています。はじめにホイルにサラダ油を塗って…

玉ねぎをのせて…

鮭は、先生が渡してくれました。

その上にしめじとエリンギ、プチトマトとバターをお友達と分量を調節しながら乗せ、隠し味にお酒を一振り。 おーっ、美味しそうになってきた。

それをホイルで包んで…みんな慎重に丁寧に包んでいます。

完成したものは、厨房に運んで焼いてもらいます。「給食先生、美味しく焼いてね。お願いします。」

「はい、わかりました。まかせてね。」

ホイル焼きができるまで、お味噌汁作りです。前回のお味噌汁作りで、だしの取り方を栄養士の先生から教えてもらいました。その経験をしっかり覚えていた子ども達は、「だしは、昆布と鰹節でとるんだよね。」と栄養士の先生の質問にしっかりと答えていました。栄養士の先生もにっこり。沸かした出汁に小松菜をひとつかみ、麩を一つまみ順番に入れていきます。

味噌はボールに入れて、だし汁で溶いていきます。子ども達は順番を自分達で決め、「一人何回かき混ぜる?」「10回がいいんじゃない。」「そうだね。」と、協力しながら味噌を溶いていきました。

溶いた味噌をお鍋に投入。「いいにおい。」「美味しそうになってきたね。」みんなわくわくです。

ご飯の炊きあがりました。「うわ~。」「美味しいにおいがするね。」

かき混ぜてから、ひとり一人が自分の食べたい分だけ盛り付けました。お味噌汁も自分で盛り付けました。先生たちは「そんなにいっぱい食べられる?」とちょっと心配顔。

「ホイル焼きできましたよ~」と厨房からホイル焼きも届きました。見事に「自分で作るお昼ごはん」の完成です。どんな風に出来ているのでしょう。楽しみが止まりません。今日は給食先生も一緒にお食事会です。それではみんなでいただきます。

うわ~美味しそう! 絶対美味しいよね。

美味しい! 鮭めっちゃうまい! トマトを焼いたらトマトケチャップの味がする! 全部うまい! 今まで食べた給食で一番美味しい!(給食先生は嬉しいけど、複雑な心境…💦)美味しい感想が止まりません。

自分たちが作ったお料理は美味しすぎて、炊飯器もお鍋の中身も空っぽになりました。

これまでのクッキングを通して、子ども達は沢山の食材に触れ、食べものと体の関係の理解を深めることにより、好き嫌いなく何でも食べる大切さを知ることができました。また、料理に関わるたくさんの人々がいる事、食べものに感謝、作ってくれた人に感謝、そして感謝の気持ちで「いただきます」「ごちそうさま」をすることもできるようになりました。この経験をこれから先、小学校に行っても、大人になっても忘れずに大事にしてくれることと思います。さくら組のクッキング大成功!これからも好き嫌いなく何でも食べて大きくなってね。