畑を守ろう!大作戦

さくら組のこどもたちが畑にじゃがいもとさつまいもを植えました。JAの畑の先生のお話を真剣に聞いてスタートです。はじめはじゃがいもです。

次はさつまいもです。さつまいもの苗を寝かせ、優しく土をかけて「大きくなりますように」と願いを込めて植えました。

年中組のこども達も集まってきて、年長組の姿を興味津々で見ています。

今年もバケツ稲作に挑戦。バケツの中の土を手でかき混ぜて「しろかき」をしました。田んぼの土の感触を楽しみながら泥んこになり大喜びです。タニシも発見しました。

田んぼの土にたくさん空気を含ませ、柔らかくした土にお米の種を優しく蒔きました。

それからの子ども達は、登園すると外に飛び出し遊び始めるかと思いきや、毎日せっせと畑に水かけを始めます。草が出ていると自主的に草取りをしたりする姿もあり、畑を大事に思っている気持ちが伝わってきます。

しばらくするとじゃがいもが芽を出しました。さつまいもも順調に根付いています。 畑の仕事をしながら話が弾みます。あるお友達が「やさいとかお米とか鳥さんに食べられないのかな?」「そういえば、去年のさくら組さんがかかしを作って畑を守っていたよね。」「そうだ、ぼくたちもかかしを作ろう!」 「お~い、みんな、かかしを作らない!!」 さくら組全員大賛成「いいね!いいね!」

みんなで畑を守ってくれるかかしを作ることにしました。「新聞をビリビリやぶいたらこの袋に入れて~」「OK!」 さて、どんなかかしができるのでしょうか?

ジャーン!できました。「ドラえもんみたい」「これ、いいね!」 ピカピカの目と模様がたくさんついています。なぜ金色なのか聞いてみたらピカピカ光らせて鳥たちから野菜を守るためだそうです。

外に持っていくと、今度はどこの場所に置くか相談が始まりました。

「こっちはどう?」「でもぴかぴか光らないね。」(影になる)

「そうだ。太陽が当たるように向きを変えよう。」

「この向きだと太陽の光が当たってピカピカ光るね~。」「いいね!」子どもたちは太陽の位置を確認し、太陽に向けてかかしを置くことにしました。(朝はあっち(東)にあったよね。今はこっち(西)にある?? お日様歩いているのかな? …とある女の子のつぶやき… )すごい気づきですね。

場所が決まり、次は風で倒れないように木にくくりつけることにしました。

かかしを押さえる係、ビニールテープで結わえる係、鳥が来ないか見張る係…と自然と役割分担をしながら、見事、かかしが完成しました。これで安心、安心…

数日後…

植えたとうもろこしの苗が誰かに踏まれていました。それにいち早く気づいたさくら組さん。今度はとうもろこしを守る大作戦!

割りばしとビニールテープで囲み、これからは誰にも踏まれないように、とうもろこしを守ってくれました。

畑に看板も立て、バッチリです!

子ども達の畑の活動はこれからも続きます。これらの活動の中で子ども達は、子ども達の感性でいろいろなことに気づき、お友達とアイデアを出し合いながら自分たちの力で工夫したり、解決したりしていくことでしょう。楽しみですね。