こまあそび

年長児さくら組では、外では雪遊び、お部屋では制作遊びを楽しんでいます。厚紙や廃材を使い動物を作ったり、ごっこ遊びの道具を作ったり、思い思いに好きなものを作って楽しそうです。

おや、こちらでは牛乳パックを使ってコマを作っているようです。牛乳パックを四角く切り、真ん中に軸を通して「できた」と回してみますが、なかなか上手く回らず、子どもたちは「回らない~!」「なんでだ?」と話しています。すると「こまって、丸い形だよ。」「丸くないから回らないんだ!」と話になり、ヨーグルトカップの底をみて「これで作ったらいいんじゃない?」「そうだね」と早速ハサミで底を切り抜き、新たにコマを作り始めました。

「こまの棒(軸)は、少し硬い紙で作った方がいいよ。」などと話しながらコマ作りに夢中です。

コマができて、回してみると、今度はうまく回りました。しかし、長く回るコマとすぐ倒れてしまうコマがあります。

子どもたちはどうしたら長く回るか考え始めました。

軸の長さを変えてみたり、二つくっ付けて重くしてみたり、軸にテープを貼ってみたりと、いろいろ作っては回し、作っては試しを繰り返しています。

そのうちにすごく回るコマができました!「このコマすごく回るよ!」とはずむ声。どうしたらまわるようになったか聞いてみると「先生、ここをテープで丸くしたんだよ。」

それからね。‥棒をぐらぐらしないように付けること。コマの下の棒は短く、上は長くした方がいい。コマを合体させ重くするとよく回る… いろいろなことをおしえてくれました。

こんなにたくさんのことに気づいたものだと感心しました。 こちらの方がうまく回せずにいると「先生、あとは回し方が大事だよ。回し方! 三本の指ではやく回すんだよ」と教えてくれました。なるほど!!!

こんなに素敵な絵も描きました。「バレリーナみたいなコマができたよ!」「猫の絵も書いてみたけど、どんな絵を書いても回すと丸く見えるよ。」

「僕は色々な所で回してみたよ。見て!手のひらにのせても回せるよ」

コマって面白いね。